ごあいさつ

10年ほど前に父が亡くなり、相続により私はいきなり9桁相当額にあたる「株」の株主になりました。

そして父が亡くなってからしばらく経った時、もともと父と長い関係を築いてきた某証券会社から「500万円の投資信託契約締結」の通知が届きました。

私はそんな契約をした覚えがなかったので父からのご縁だった担当の方に連絡してみると、どうも怪しい。どうやら営業成績が芳しくなかったとのことで勝手に購入されていたのです。

私が「株」に関してはまったく無知であるが所以「バレないだろう・・・と魔が差した」ということでした。父とのご縁があってのお付き合いだったのに、こんなことがあるなんて・・・ととても悲しかったです。

この時私は「知らない」ということはこんな目に合うのだ・・・」とかなりショックを受けたことを覚えています。

そのことによりすべての株を他社に移管し、その後数年間は気にはなるものの・・・
やはり無知であるが故どうすることもできず放置状態でした。

近くにいる人にそれとなく相談してみたことはありますが、実際にどうしたらいいのか?の具体的なアドバイスをくれる人はいない・・・・。

お金の専門家である証券会社や保険会社に相談したとしても、営業マンの言いなりの商品を購入することは目に見えている。お金を目の前にすると人は信用できない・・・と過去の経験からそう思わざるをえませんでした。

途方に暮れていたある日、偶然手にしたフリーペーパーで「株のトレードが学べる学校」の体験会の広告を目にしました。

その学校との出会いが私が本気で「お金の知識」や「投資」と向き合うこととなった起点となります。

「他人を信じられないのなら自分で目利きできるようになるしかない! 自分で判断できる知識をつけなくては!」と奮起し、私は「トレードの世界」に一歩踏み出しました。

そこではこれまで学校では教えてもらえかなったこと、でも実は生活に直結していることをたくさん教わりました。日本の経済のこと、為替のこと、地政学的なこと・・・

そして当時、先生からは「トレードでまともに勝てるようになるには3年かかる」と言われていました。

その時私は思いました。「3年で勝てるようになるなら、これからの長い人生において今やる価値は充分はある」と。

そして、こんなことも知りました。
当時私が持っていた株は相続で受け取った時の相場から一旦半分くらいの価値になり、また数年かけて受け取った時の相場の2倍ほどになっていたのです。

父の先見の明とアベノミクスのお陰で株価は私の知らないところでまた上がっていたのです。

でももし・・・
暴落した時に「もっと下がるかも!」と焦って売却していたら・・・
その後、訳もわからず時代に合わない株を買っていたら紙屑同然になっていたかも知れません。

その時また「知らないということは怖いな」と思いました。

その後・・・
トレーダー1年目は大きく負けました。
2年目は負けてもその分リカバリーできる力が身に付きました。
そして3年目以降は大きな損を出さずに1年を通して7%ほどの利益を取るトレードができるようになりました。

これが「お金に働いてもらう」ということの大切さと「お金に関するの知識」の必要性を実感した私の体験談です。

今回のケースのように短期トレードでお金を増やすという方法は究極のお金の増やし方ですが、実はそれ以外に「お金」に関して知っておくべき知識は山ほどあります。

そこで今回、銀行、保険会社、ファイナンシャルプランナー、証券会社、トレーダーなどによるお金のプロのプラットホームを立ち上げ、それぞれの視点で「お金」に関する情報を発信してもらう機会を提供することにいたしました。

忘れてはいけないのは「それぞれの視点で」という点です。
それぞれの視点からの情報を得て自分に合ったもの、自分に必要なものを自分で選択して判断する。

これから賢く生きていく上で、そして賢くお金と付き合っていく上で「自分で判断する」という能力を備えることが必要なのです。

なぜならあなたの資産は自分で増やし、あなた自身で守らないといけないからです。

知らないということはこんなにも怖い、しかし知識をつけるとこんなにも強い味方となるお金の話

聞いていて損はないですよ。